「やりたいことがわからない」。転職を考えるとき、多くの方がこの壁にぶつかります。周りには明確な目標を持って転職していく人もいて、「自分には何もない」と焦ってしまう——その気持ち、とてもよくわかります。
でも、まず安心してください。「やりたいことがない」のは、決してあなただけではありませんし、悪いことでもありません。実際、転職の相談に来られる方の多くが、最初は同じことをおっしゃいます。この記事では、やりたいことが見つからないままでも、後悔しない選択をするための考え方をお伝えします。
- 「やりたいこと」は、探すより「絞り込む」もの
- 「嫌だったこと」を裏返すと、進みたい方向が見えてくる
- 最初から完璧な答えを出さなくていい
1. 「やりたいこと」は探すより「絞り込む」
「やりたいことを見つけなければ」と思うと、どこかに正解が隠れているような気がして、焦ってしまいます。けれど実際には、やりたいことは天から降ってくるものではなく、「これは違う」を少しずつ消していった先に残るものです。
たとえば「人と話す仕事は好き」「でも数字を細かく管理するのは苦手」——こうした小さな手がかりを集めていくと、自然と向かう方向が絞られていきます。ゼロから探すのではなく、今の自分が持っている材料から絞り込んでいきましょう。
「やりたいこと」が明確でなくても、「これは避けたい」がはっきりしていれば、選択を間違える可能性はぐっと下がります。
2. 過去の「嫌だったこと」を裏返してみる
やりたいことが思い浮かばないときは、逆から考えるのがおすすめです。これまでの仕事や経験の中で「つらかったこと」「もう二度とやりたくないこと」を書き出してみてください。
「成果が評価されない環境がつらかった」のであれば、「がんばりを正当に評価してくれる職場で働きたい」。「一日中パソコンに向かう仕事が苦痛だった」のであれば、「人と関わる時間がある仕事がいい」。このように、嫌だったことを裏返すと、自分が大切にしたい条件が見えてきます。
書き出してみたい3つの質問
- これまでで「もう二度と経験したくない」と感じたのはどんなときか
- 反対に、時間を忘れて取り組めたことは何か
- 「こういう環境なら頑張れそう」と思える条件は何か
3. 最初から完璧な答えを出そうとしない
転職は、人生のすべてを決める「一発勝負」ではありません。多くの人が、何度かの転職や経験を通じて、少しずつ自分のやりたいことに近づいていきます。今の時点で完璧な答えが出せなくても、まったく問題ありません。
大切なのは、「100点の答え」を探して立ち止まることより、「今の自分にとって、より納得できる一歩」を選ぶことです。動いてみて初めて見えてくることも、たくさんあります。
- 「やりたいことがない」のは、ごく普通のこと
- 避けたいことが分かれば、大きな失敗は防げる
- 転職は一度きりの決断ではなく、調整していけるもの
- 一人で抱え込まず、誰かに話すと整理が進む
まとめ
「やりたいことがわからない」まま転職することは、決して間違いではありません。やりたいことを無理に探すのではなく、「避けたいこと」「大切にしたいこと」から絞り込んでいけば、自分にとって納得のいく選択に近づけます。
とはいえ、自分一人で頭の中を整理するのは、なかなか難しいものです。B.W.Networksでは、広島のキャリアアドバイザーが、「やりたいことがわからない」という段階から、あなたの気持ちの棚卸しを一緒にお手伝いしています。答えが出ていなくて大丈夫です。まずは気軽にお話を聞かせてください。